お世話になっているノーン先生とジューン兄さんの結婚式がありました。
前日、親族や近所の人たちと一緒に会場つくりが始まります。タイは婿養子なため、結婚式に必要なものはすべて花嫁さん側が準備します。会場はノーン先生の叔母さんのセンスで、そこらへんにあるもので手作りされていきます。驚くべきクオリティーの高さ!! タイの人たちは日本人よりも手先がとても器用です。
当日朝3時、「ゆいちゃん! 起きてください!! 今からメイクアップに行きます!」と声がかかり、ぼやぼやとした頭でレディーボーイ3姉妹が経営するお店に着きました。
「さあ、お姉さん。私があなたの担当よ! 気合い入れていくわよ」とウインクつきで、メイク・ヘアアレンジ・着付け・アクセサリー選びのトータルコーディネート。あっという間に、チュ・タイ(タイの服)スタイルの完成です。
ジューン兄さんがサングラス姿で親族とともに登場し、儀式が始まりました。
幸せそうなノーン先生とジューン兄さんの姿をみていると、この半年間の思い出があふれてきました。とても優しい二人で、派遣からずっと一緒にいます。
この半年間、とくにノーン先生の生き方や信念、生徒や仕事への向き合い方をみてきました。だから外見の美しさだけでなく、彼女の凜とした空気と相まって「今日、世界で一番美しいのは何が何でも絶対この人だ!」と人生で初めて強くそう想いました。
「世界中の人たちの生活を体感したい!」が海外にでる前の夢の一つでした。実際にタイで人生の大切な節目に携わらせて頂き、こんなに涙が出るほどの感動が待っているなんて思いませんでした。本当に優しい彼女に出会ってから救われることばかりでいつも感謝しています。
今、ノーン先生はお母さんになりました。私が帰国する前に出産予定です。きっと二人の赤ちゃんをみたら私は号泣するでしょう。あと4ヶ月、タイの人から沢山学び吸収し、お世話になった方たちに恩返していきます。