フィリピンの先生達にとって超一大イベントであり、フィリピン全土(ルソン島、ビサヤ諸島、ミンダナオ島)の先生が集まるgabay guro (直訳: gabay = guide/ guro = teacher: 先生とは生徒をより良い未来へと導く存在という意味が込められているそうです)に参加してきました。会場は大物アーティスト等がコンサートを行う会場であるMOA(Mall of Asia)のアリーナにて行われました。
入場はチケット制となっています。当日券で入場するためにフィリピン時間朝7時頃に会場に到着しました。しかし既に長蛇の列ができており、地方から来ている先生達は前日から並んでいたようです。
並ぶこと数時間、会場スタッフから言われたのが、“フィリピンの教員免許を持っていないと入場できません”。仕方なく帰ろうとすると、一緒に来ていた先生の知り合いに会いました。入場できない件を話すと、なんとその先生の元教え子がチケットカウンターの主として働いているとのことでした。その先生はすぐにその元教え子の所へ行き、私達のチケットを発行してくれるよう頼み、奇跡的に入場券を手に入れることができました。本当にありがとうございました!
入場口の列の様子
イベントの内容は日本の24時間テレビのような構成となっており、司会の方がいて、芸能人や歌手がコンサートを行なったり、色々なVTRを見たり、更にスマートホンや現金等が当たる抽選も行われていました。盛り上がりが凄く、フィリピンの教員は本当に明るいなと改めて実感しました。
日本ではこのようなイベントを聞いたことがないので、非常に良い経験となりました。このようなイベントはきっと先生たちのモチベーションにもなると思います。それに加えて、gabay guro というフレーズの中に込められているように、みんな教員から何かしら自分にとってプラスになる影響を受けているはずです。昨今教員の立場に関する問題が取り沙汰されていますが、こういったイベントは教員という存在の重要性を見直すきっかけにもなり得るでしょう。
Happy Teachers’Day!!!