Wilujeng Enjing (ウィルジュン エンジン) スンダ語で、おはようございます!
ここインドネシアのバンドンでは、この国で2番目に人口の多いスンダ人のこの言葉から朝が始まります。私の派遣先校の1つであるバンドン・パスンダン第9高等学校でも、この挨拶。学校は生徒数約60人の小さな学校で、日本語は全員必修、みな熱心に勉強しています。
11月の始め、2泊3日のキャンプに誘われました。バンドン郊外にあるCiwideyという人気の観光地近くのキャンプ場です。生徒たちはテントで宿泊し、先生方は小屋で泊まります。私は1泊しか参加できませんでしたが、楽しい貴重な体験をすることができました。
バンドンは標高768mで朝晩は22度前後、インドネシアとは言え、ひんやりしています。キャンプ場のあるCiwideyは約1400m。夜はかなり気温が下がります。こちらの人々は寒いのには敏感で、日本人には気持ちの良いと感じられる時でも、「寒い」といいますから、キャンプ場の夜は、とんでもなく「寒い」わけです。ですから、お楽しみのキャンプファイヤーは、「寒い寒い」と言いながら生徒たちは火の周り集まり、グループごとに歌を歌ったり、ゲームをしたり、伝統的な踊りを披露したりと盛り上がります。
翌朝はまだ暗い3時ころから生徒たちは起きだし、キャンプファイヤーの残り火で暖をとったりしています。すっかり明るくなった5時半には広場に大集合。
「Wilujeng Enjing! 日本のラジオ体操をしましょう!」
おなじみのラジオ体操の曲がスピーカーから流れました。爽やかな空気の中、初めてのラジオ体操に一生懸命身体を動かしてくれる先生と生徒たちでした。
楽しいキャンプからの帰りはトラックです。
日頃は授業でしか触れ合うことのなかった生徒たちと、こうしてキャンプ場でまた異なる一面に接し、また先生方とも寝食を共にして、更に親交を深めることができました。派遣先校の一員になれたような気がします。みんなお疲れさまでした! これからもよろしくね。