こんにちは。バリアブンタウに派遣されている新山英雄です。バリアに来て3ヶ月が経とうとしています。今月は、10年生(高校1年生)に浴衣の文化紹介をしました。初めて見る日本の浴衣に生徒たちはとても盛り上がります。
私は、簡単なベトナム語で「Phải(右)、Trái(左)」と、少しでも生徒たちに分かりやすくと使ってみましたが、発音が難しいベトナム語を生徒たちに訂正されます。
しかし、生徒たちに寄り添いながら紹介することで、生徒たちの笑顔が増えました。
生徒たちは、浴衣というだけで、多くの日本のイメージがあります。
「サムライ」
「ナルト」
「相撲」
各々のイメージで、ポーズをとります。
また、浴衣の文化紹介の前の授業で、盆踊りの文化紹介をしました。
なので、生徒たちは、浴衣を着た後、「ぼんおどり!ぼんおどり!」と言い、勉強したドラえもん音頭を歌いながら踊り出しました。
生徒たちは、浴衣という文化体験を通して、「日本人になりきる」、「日本人の気持ちになる」ことを感じているようでした。
最後に、生徒のある姿に感動した瞬間がありました。 それは、自分たちが着た浴衣を畳んだ後、「せんせいのゆかた!」と言いました。 その後、生徒たちは、私の浴衣を綺麗に丁寧に畳んでくれました。
ベトナムでは、「先生の日」という記念日があるほど先生を大切にする文化があります。 その文化は生徒たちに常日頃から身についており、先生のためという素直な気持ちで畳んでくれたような気がします。
当たり前と思わず、自ら進んで人のために動いてる姿に感動し、尊敬しなければならないと思いました。
日本、ベトナムの両国の文化を知るだけでなく、国を超えた心と心の交流の触れ合いが今後の活動の糧になりました。
これからもCP(カウンターパート)の先生方と共に、生徒たちのために、心を砕いて接した先にある「心と心の握手」で、友好を今日からまた築いていきたいです!