Nama saya Yuki(私の名前はゆうきです)
インドネシアへ来て3か月が経ちました。インドネシアと聞くと多くの人は「暑い」というイメージがあるかもしれませんが、私が住むブキティンギ、パダンパンジャンは「寒い」です。そのため、インドネシアへ行って真っ黒になる私の小さな願いは叶いそうにありません。
さて、私の派遣校のひとつであるパダンパンジャン国立第一高校では勉強の一環として、日本の歌(涙そうそう)を紹介しました。しかし、ただ日本の歌を紹介するだけではあまり生徒がアクティブになる機会がないため、歌詞をフレーズごとにバラバラにし歌を聞いて並び替えるパズルゲームを通して授業を行いました。
また、その後涙そうそうの歌の意味やなぜこの歌をみんなに紹介したかったのかなどを伝えました。すると、生徒から「ゆうき先生が歌うのをみたい!」とリクエストがありました。あまり上手に歌うことはできませんでしたが歌い終わると生徒から歓声が上がり生徒の優しい心に救われました。
そして、CP(一緒に授業を行うインドネシア人日本語教師)と相談しクラスごとに涙そうそうコンサートを行うことになり、5人一グループで歌いました。涙そうそうコンサートに向けて休み時間や放課後を使って練習し、授業前の教室に入るとどこからともなく涙そうそうのフレーズが聞こえてきました。そしてコンサート当日、ギターを弾いて歌うグループがあったり、間奏に日本語で詩を朗読したりして、様々なバリエーションの涙そうそうを披露してくれました。
はじめはとてもゆっくりなペースでしか歌うことができませんでしたが、今ではみんな涙そうそうのリズムに合わせて綺麗な発音で歌えるようになりました。
着任してから3か月。生徒と会うたびに日本語が上達していることを実感します。
これからも生徒が日本に興味が持てる授業ができるように、日々全力で活動していきたいと思います。