台北に来て3カ月が過ぎました。いつまで夏が続くのだろうかと思っていましたが、秋はあっという間に通り過ぎ、冬へと向かっています。
私の通う中山女子高中は先日、創立120周年の記念日を迎えました。
浴衣体験の要望が学校側からありました。私は東洋和風社(日本文化クラブ)の生徒たちと準備を始めました。どんなことがしたい? 茶道体験、パワーポイントで着物紹介、日本の風景の掲示物作り、そして、お団子作り。生徒たちは学校側窓口の組長さんとどんどん交渉し、団子は前日準備ならOKをもらい、浴衣を掛けるハンガーラックを調達し、保健室から衝立を準備しました。そして「先生、当日はパパや他校の男子生徒も来るから、男物の浴衣を借りられませんか?」と相談に来ました。躊躇なくどんどん進めていく力、それを後押しする学校。自主性が育っている背景がびんびん伝わってきます。一カ月前から始めたもみじの折り紙。見事に完成です。
1週間前にテストが終わり、そこから本格的な練習が始まりました。使える主な時間は昼休み。浴衣の着方、帯の締め方。お茶の点て方。生徒たちの真剣な練習、「もう一度教えてください。私はまだ上手ではありません。」と一生懸命な日本語で。7時、8時まで放課後の練習もしました。一緒に過ごせる時間はとても嬉しかったです。前日、浴衣20枚をハンガーに掛けながら、明日はどれを着ようかなと楽しそうに話しています。「老師(先生)、この浴衣にはどの帯が合う?」と言いながら長いこと悩む姿は可愛いです。準備万端。1月の受験を控えている先輩3年生も来てくれました。みんなで記念撮影。
目標は、生徒たちが達成感をもてること。3人の他のパートナーズの応援を得て、当日を迎えました。
2年生、そしてスタッフとしてお茶碗を洗ったり、来客にお茶の頂き方を説明する1年生、素敵な先輩3年生。みんな自分たちの手で仕切った。見事でした。まさしく SHERO'S GENERATION「女力時代」! 私も明日へ進む。