ミンガラーバー。今回は赴任校、マンダレー外国語大学・日本語科での1日を紹介します。午前の1時限目(9時~)の授業があるときは、だいたい8時半頃に大学に着きます。自転車通勤です。通勤途中には、簡素な喫茶などがいくつかあります。また学生寮などもあります。
多くの教職員や学生がバイクでの通勤、通学です。マンダレーではバイクが庶民の足となっています。又、女性がさっそうとバイクを乗りこなす姿は日常光景です。南側の校舎の3階に日本語科の職員室と教室があります。
日本語科の日本語教師は、女性16名男性2名です。そのうち女性5名は12月にヤンゴンから転勤してきたばかりの先生方です。
12月から始まった新学期、新一年生のクラスは85人もの学生がいます。教室は文字通りスシ詰め状態で、大きな熱気とパワーを感じます。皆、高校で優秀な成績を収めた学生ばかりです。英語科の次に人気のある日本語科は、高校での成績がよくないと入れないシステムになっているそうです。各学年とも7割前後が女子学生です。
11時50分に午前中の授業が終わると昼休みです。先生、学生たちは学内や外の食堂、持参の弁当や、門の外の弁当販売店を利用しています。持参のランチボックスは、スティール製の2、3段重ねでこちらではよく見かけます。
午後の最後の授業が15時20分に終わると、学生たちは一斉に自宅と寮それぞれに帰ります。地方の学生は、だいたい大学近辺の寮に住んでいます。多くの学生が、夕方街中の民間の日本語塾に通っています。JLPT(日本語能力試験)のための補習クラスです。バイトをする学生はいません。またここでは手ごろなバイトもありません。
また週3回17時~19時まで、外部通学生のための日本語夜間クラスがあります。これが終わって帰宅の途につくころ、外は真っ暗です。
学生に時間のある放課後や、週末などに日本文化紹介の活動をすることもあります。