ミンガラーバー。今回は日本語科での1月の「日本文化紹介」活動を3つ紹介します。
1つ目は「切り絵」です。マンダレー外国語大学・日本語科では、平日午後最後の授業が終わると、すぐに帰宅する学生が多いです。そのため、なかなか「日本文化紹介」の時間を見つけることができません。そこで今回は希望者対象ですが、土曜日午前の2時間を割いてもらい「切り絵」のワークショップを実施しました。道具、材料は日本なら100円ショップなどで簡単に調達できるのですが、こちらでは入手がむずかしく、主に日本から持参したデザインカッター、色紙、切り絵用和紙などを使いました。白黒で構成された和風図柄のコピーを、黒い和紙の上にホチキスで留めます。その後黒い部分を残すように、2枚重ねの紙の白い部分を専用カッターで切り抜いていきます。慣れないとなかなか巧く切れませんが、皆集中して器用に切り抜いていました。切り抜きが終わり黒い絵柄が残った和紙の方を、色紙に貼って完成です。
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次に日本の「将棋」です。1月上旬の3日間大学内で、各外国語科代表によるチェス・トーナメントの熱戦が繰り広げられました。残念ながら、わが日本語科は入賞を逃しました。毎年欧米語科のチームが強いそうです。その3日目の入賞者表彰式の終わりに、チェス大会の参加者を対象に、チェスに似た日本の将棋のルールと簡単な遊び方を紹介させてもらうことができました。皆、興味津々といった様子で聞いてくれました。今後は日本語科の学生を対象に、改めて将棋の遊び方を紹介していきたいと思います。
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3つ目は「書き初め」です。人数が多いので簡易な筆ペンを使っての作業になりましたが、水習字も展示して毛筆の書き心地も体験してもらいながら、3年生全員に今年の抱負や将来の夢などを、自由に書いてもらいました。学生たちは皆それぞれの想いを筆にしたため、今年一年がよい年になるように願っていました。
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