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マレーシア3週間、いきなりの幸運3つ

幸運その1 国立博物館

私は「自称・博物館マニア」です。マレーシアでは「アブラヤシのプランテーションの現状」と「第2次世界大戦時の日本軍の評価」が気になっていました。研修の休日にさっそく博物館へ行きました。博物館ではゴム、錫、コーヒー、アブラヤシ等の主にヨーロッパ諸国による移植と搾取の歴史が英語とマレー語で説明されていましたが、私の関心事には触れられていなかったように思います。そして日本軍のコーナーです。

日本語パートナーズ マレーシア ジョホール州 国立博物館 第二次世界大戦時の日本軍の解説の一文

5行目の「Though……」で始まる最後の一文がとても気になりました。翌日が銀行口座開設の空き日でしたので、再度博物館に行き、日本人ガイドの案内をお願いしました。日本人の見学者は私一人で、なんと2時間半お話をお聞きすることができたのです。そしてこの一文は実際に現地語で残っていたということを教えていただきました。

日本語パートナーズ マレーシア ジョホール州 日本による植民地化時代に発行されていたお金
当時ここで発行されていた日本のお札です。博物館のお土産屋で売っていました。

幸運その2 CPの先生との懇談

さて到着後研修の最終日、CP(カウンターパート)の先生方と初めてお会いし、夕食を共にすることができました。そしてなんと先ほどの2点の問題に答えてくださる先生がいらっしゃったのです。彼女は日本軍の奮闘はマレーシア人の心の在り方を変えるきっかけであったと、あの一文についてお話をしてくださいました。また環境問題にも造詣が深く、サラワクはツーリズムでやって行けると熱っぽく語ってくれました。意気投合し2時間近くも彼女と話をすることができたのです。

幸運その3 水族館と鮮魚センター

私は「自称・水族館認定士で、鮮魚センター鑑定士」です。クアラルンプールの水族館へはもちろん行きました。そして私が任地に着き、家の説明を受けた直後に、お世話役の方が「明日の朝、近くの魚市場に行くか?」と言うのです。「あれ、この人、俺の趣味を知ってるのか?」と思いました。それは車で15分ほどのPontianの海辺の町にありました。

日本語パートナーズ マレーシア ジョホール州 クアラルンプールの水族館にて
日本語パートナーズ マレーシア ジョホール州 水族館にいた魚が高級魚として魚市場で並んでいます

私と記念撮影している魚(クアラルンプールの水族館です。)と右の写真の大きな魚は同じ種類です。右の写真の真ん中より上は日本でも高級魚の仲間です。

日本語パートナーズ マレーシア ジョホール州 高価な魚は耳打ちをして競りをしています
高級魚や大きい魚はこうやって耳打ちをして競っていました。下関の「袋競り」にどこか似ています。
日本語パートナーズ マレーシア ジョホール州 日本の築地の魚市場にもどこか似ている風景
全体を見れば、築地の場内・場外とおなじような形態でした。
日本語パートナーズ マレーシア ジョホール州 日本から持参した網で塩焼きにしたアジ
この朝は鯵を1匹買い、日本から持参した網で塩焼きにしました。 同じく持参した醤油でお昼にいただきました。ワサビも持って来たのですが、この日は出番がありませんでした。(まあ、時間の問題ですが。)
日本語パートナーズ マレーシア ジョホール州 魚市場で買ったエビとイカと野菜の炒め物を作りました
2日後の金曜日は休日(Johor州)なので、今度は一人で行き、エビとイカと野菜の炒め物を作ってみました。緑の野菜、こちらでは「Sayur Raja(野菜の王様)」と呼ばれているモロヘイヤです。

最後に、

日本語パートナーズ マレーシア ジョホール州 ランブータンとパルサンを手にした筆者と学校の先生方
お断りしておきますが、皆さんこの学校の教師です。私の左手に持っているのが、お馴染みのランブータン。右手に持っているのがパルサン(pulasan)です。もちろんどちらも美味しいです。パルサンはマレー語の「ひねる」という意味から来ているらしく、外の皮を「ガチャガチャ」をあける時の様にひねってむきます。ランブータンは生卵を割るような感じですね。休み明けの日曜日の放課後、私を校庭に連れていき、木に登って採ってくれました。

しばらくは、この鮮魚センターに通いそうです。

Writer
マレーシア ジョホール州
濱田 健一さん

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