いよいよ任地での生活が始まりました。マレーシアに来て、初めてひとりになった夜、東南アジアの洗礼を受けました。部屋の中で数えきれない数のゴキ〇リに遭遇しました。一瞬、たじろぎ、ドアを閉めて現実逃避。CP(カウンターパート)の先生に連絡して助けてもらおうかと考えました。
しかし、毎回先生に頼るわけにはいかない、今後のためにも一人で戦おう!と決めました。自分でも驚きましたが、今まででは絶対にできないような行動をすることができました! まだ、任務は始まっていないのに、なんでもできる気がしました。
この吹っ切れた気持ちがよかったのか、翌日の朝礼では、全校生徒700人の前でも落ち着いて挨拶をすることができました。生徒たちの反応が気持ちよく、700人の笑顔が向けられたことで、私も自然と笑顔になっていました。
授業3日目には、先生から形容詞のアクティビティを依頼されました。早速のことでどう準備をすればよいのか迷いましたが、今の自分にできる準備をしました。
生徒たちにグループをつくって話し合ってもらい、私に「マレーシア・クチン・学校はどんなところか。先生・生徒はどんな人か。」をPRしてもらいました。生徒たちは習いたての形容詞を一生懸命つかって伝えてくれました。私もクチン法被を着ながら、日本がどんな国かをPRしました。写真を真剣に見つめる生徒たちの顔や反応は、授業する楽しさを教えてくれました。私も生徒たちの発表を聞いて、もっとこの国や学校・生徒のことを知りたい!と思いました。
任地へ来てから戸惑いはありますが、不満はありません。失敗することや悩むことも今後あると思います。でも、ひとつひとつに真剣に向き合っていけば、大きく成長した自分や生徒たちに会えると思います。できないと決めつけず、できるかもしれない自分に期待しながら元気に笑顔で活動していきたいです。各地にいる同期の日本語パートナーズに刺激を受けながら、最後まで頑張ります!!