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いろいろタイスタイル

日本でも学校に勤務していた私は、タイと日本の学校の違いに驚くことがたくさんありました。まずはスマートフォン(スマホ)の使用です。派遣校では授業中にスマホを自由に使っています。もちろん充電をしたりゲームをしたりしている生徒もたまにいますが、パワーポイントの写真を撮ったり調べものをしたり、自由にさせても良い使い方をしているなという印象です。授業にスマホを使ったゲームを取り入れたこともありました。先生も生徒も、発想がとても柔軟です。

日本語パートナーズ タイ ナコンシータマラートスマートフォンを使って日本の紅葉の色を調べています
スマホで日本の紅葉を調べ、色を塗る時の参考にしています。

中学生の授業で都道府県について調べてポスター発表をした時には、私のA3一枚という概念が完全に覆されました。日本ではどうして四角い枠に収めないといけないと考えていたのだろう……と思ってしまうほど。この発想の柔軟さはどこから生まれるのか、本当に興味深いです。

日本語パートナーズ タイ ナコンシータマラート 塗り方が豪快ですがカラフルで個性的な課題が完成しました
はみ出すのは当たり前。カラフルで個性的な作品が揃いました。
生徒たちが使っている色鉛筆の色数の多さに驚きます
色鉛筆の色の多さにも驚きました。みんな持っています。これが美的センスの素?
日本語パートナーズ タイ ナコンシータマラート 工夫を凝らされたカウンターパートの先生の授業 漢字の授業
カウンターパートの先生の授業は工夫がいっぱい。漢字の授業も楽しく!
日本語パートナーズ タイ ナコンシータマラート 教室がなくても授業に問題なし
時には教室がなくても問題なし。本当に参考になります。

個性が尊重されるタイ。表彰はどんなに時間がかかっても一人ひとりに手渡します。そして、一人ひとり写真撮影。初めての時は次の予定を心配しましたが、賞状を手にした生徒の誇らしそうな顔を見ると、これはとても大切な時間なのかもしれないなと思うようになりました。個を大事にすることにつながっているのでしょうか。

日本語パートナーズ タイ ナコンシータマラート 表彰式で誇らしげな生徒の顔
表彰式。生徒の嬉しそうな顔に、私も。

教室に入る時に靴を脱ぐことも、最初は慣れませんでした。先生は脱ぎません。先生と生徒はとても親しくしていますが、このような区別ははっきりしています。

日本語パートナーズ タイ ナコンシータマラート タイの教室では生徒たちは靴を脱ぎます。先生は脱ぎません
いつもこのようなわけではありませんが……。

タイにもようやく慣れてきたと感じられるようになった先日、日本語専攻の授業で焼きそばと大福を作りました。焼きそばは作ったことがない、と言いながら手際よく麺を炒める生徒たち。どうして? と聞くと「パッシーユーは時々作ります」とのこと。同じようなタイ料理があることを忘れていました。炒め終わったらお皿ではなくボールへ……。次のクラスでは予めお皿を用意しましたが、それでもボールへ。車座になって各自取り分け、食べ始めました。これもタイスタイルですね。帰国が近づいても、まだまだタイには驚かされる毎日です。

日本語パートナーズ タイ ナコンシータマラート レードルを使って手際よく麺を炒めています
そうか、菜箸がないのでした。
日本語パートナーズ タイ ナコンシータマラート 車座で作った焼きそばをいただきます
いつの間にか同じクラスのフランス語専攻の生徒も参加。車座だと仲間に加わりやすいですね!
日本語パートナーズ タイ ナコンシータマラート 男女の仲がよく、助けあいます
男女の仲がよく自然と助け合うのもタイのいいところです。
日本語パートナーズ タイ ナコンシータマラート ベビーパウダーを使った罰ゲームで顔中真っ白になった生徒
小学校訪問。ベビーパウダーを使った罰ゲームもタイならでは??
日本語パートナーズ タイ ナコンシータマラート タイのドリンクは甘くて氷がいっぱいで持ち運びやすく取っ手がついています
甘く氷がいっぱいで、持ち運びやすいタイスタイルの飲みものにも慣れました。
Writer
タイ ナコンシータマラート
小松原 有子さん

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