Selamat siang! こんにちは。中部ジャワ州スマラン市SMAN3Semarang(スマラン第3国立高等学校)で活動している江藤千尋です。
私の派遣校では、毎月15日に先生たちがクバヤを着て授業をする「クバヤの日」があります。クバヤは、インドネシアの伝統衣装で、結婚式でも着られる正装です。女性の先生は色とりどりのクバヤに身を包み、男性の先生はブスカップ(ジャワの伝統服)を着て授業をします。
私も毎月15日にクバヤを着ていましたが、先生たちから「クバヤはインドネシアの服だから、今度はちひろが日本の伝統的な服を着てきて」と言われたので、次のクバヤの日に浴衣を着ていきました。先生たちは浴衣を見るのが初めてで、「かわいい」「今日は日本人みたい」「浴衣はいつ着るの?」「浴衣と着物はどう違うの?」など浴衣に興味を持ち、着てみたいとたくさんの先生が言ってくれたので、職員室でCP(カウンターパート)の先生と一緒に、着付けをして浴衣を着てもらいました。
そして私が派遣校で迎える最後のクバヤの日に、バティック(インドネシア伝統のろうけつ染めの布)で仕立てた浴衣を着ていきました。インドネシアでは布を買い、バティックを仕立てることが一般的なので、仕立屋さんにお願いしてバティックで浴衣を作ってもらいました。先生たちはバティックでできた浴衣だと気付き、驚くとともに「インドネシアと日本のいいコラボレーションだね! SMA3(派遣校)の中のちひろみたい」と笑顔で言ってくれました。
職員室でいつも気にかけ優しくしてくださる先生たちに、インドネシアの文化を自分らしく楽しんでいるのが伝わると言ってもらえてとてもうれしかったです。
残り少ない派遣期間ですが、生徒やCPの先生たちはもちろん、他教科の先生たちにも感謝の気持ちを伝えていきたいです。