Xin chào(シンチャオ)、みなさん!
ベトナム中部の古都フエに派遣されている小貫です。
日本でお正月といえば、1月ですね。ベトナムのお正月は旧暦で祝われるので、毎年変わります。
2018年は2月16日が元日で、この旧正月は「Tết(テト)」と呼ばれています。
テトの2週間ほど前から皆さんテトの準備でそわそわしてきます。
歩道では、お正月に飾る花やお年玉袋、盆栽、木製の置物などベトナムのお正月にまつわるものがたくさん売られるようになり、とてもにぎわっています。
そして、テトの時ベトナム全土で食べられるものの代表として、Bánh chưng(バインチュン)があります。もち米の中に煮た緑豆と豚バラ肉を入れて、バナナの葉やLá dong(ラーゾン)という葉に包んで、10時間から12時間程度茹でるそうです。フエでは、Bánh tét(バインテット)という円筒状の形のものも作っていました。
カウンターパートの先生とお母さんのバインチュン作りを見せてもらいました。
テト休みに入る前の学校では、Lễ Sơ kết Học kỳ Iという終業式にあたる式典があり、私も出席してきました。
校長先生から1学期の報告があったり、優秀なクラスや生徒の発表や奨学金の授与があったり、企業や卒業生から生活が困難な生徒へ寄付が渡されたりしました。また、ベトナムの式典の定番である生徒たちによる歌、ダンスの発表も。
その発表の間には、各クラスが一斉にテトの飾り付けを作ったり、バインチュンやバインテット作りをしたりして、それぞれ上手にできたクラスを決めるという活動をしていました。ここで作られた食べ物は、地域の生活が困難な家族に配られるとのことでした。
先日も学校で少数民族の方々に様々な物資の支援をする活動をしていましたが、日頃から学校の生徒や地域の方々にも支援活動をしている様子に触れて、助け合いの精神が根付いていることを感じました。