はじめまして! 台湾に派遣されている中沢です。
台湾の高校は9月から1月と2月から6月の2期制です。今回は、寿山高校と前期の日本語の授業についてご紹介します。
寿山高校は全校生徒約1800名、職業科やスポーツ科がある専門性の高い学校です。生徒も先生も明るく、廊下ですれ違う時は笑顔で挨拶をしてくれる温かい雰囲気があります。日本語を選択している生徒は約360名12クラス、そのうち10クラス344名の生徒と日本語の勉強をしています。
担当の日本語教師(以下、CP)は2名、お二人とも非常勤のため授業の時しか顔を合わせないので、他校同様、連絡はSNSを利用します。私は1週間に13時限、1日1~5時限、毎日授業に参加しています。授業以外の時間は、ワークシートやパワーポイント等の教材作成、宿題の採点やCPへの授業提案の為の資料や教案作り等を行っています。
今年新設された1年生のクラスは週4日、9時限目(16:55~17:45)と土曜日の午前中に3時限授業があり、日本語がメキメキと上達しています。その他のクラスは週に1回、1~2時限の授業です。
教科書を使用した授業は、CPの指示を受けてリピート練習のお手本や会話の練習相手、聞き取りや会話テストの実施・採点をしたり、机間巡回をしながら文字や文章の指導、板書等をしています。
文化紹介は、パワーポイントや動画を利用しての地域紹介や季節の行事、生活や習慣についての説明を行ったり、クイズや早口言葉、歌を歌いながら聞き取り・書き取りの練習をしたり、中国語でCPに確認をしてもらいながら実施しています。
文化体験は、CPに協力してもらい、季節の紹介をした後に折り紙を折ったり、正月の遊びで坊主めくりや福笑いをしたり、名刺を作成して自己紹介の練習や絵手紙で自分の好きな日本語を書いたりしましたが、人気があったのは、たこ焼き作りと浴衣の着付けでした。
最後に、毎日帰りのバスの中で偶然会った生徒と日本語で話しながら帰るのも楽しい活動の一つです。