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伝えたいことと目的

ひなまつりの紹介をしました。準備をしていて、自分がひなまつりについて何も知らないことに気づきました。
ひな人形や桃の花を飾る意味、ひなあられの色の意味、そして、女の子の何を祝っているかまで疑問だらけ。
自分が知らなかったことを知るのは、わくわくしますが、日本語パートナーズとして教えて大丈夫だろうかという不安が大きかったです。
そして、最初の授業では、ひなまつりを漠然と紹介してしまい、時々、生徒たちが難しい表情をしていて、ちゃんと伝わっていないかもしれない? というモヤっと感が残りました。

改めて準備をしていく中で、内容を絞ることにしました。目的を「教科書で習った(習う予定の)【あたらしいことば】と行事にまつわることば」にしました。

例えば
・3月3日(日付の読み方)
・おいわい
・いろ
・けんこう
・ひなまつり、ひなにんぎょう、ひなあられ、もものはな

などです。授業は参加を意識して、生徒に読んでもらったり、写真でイメージを作ったり、クイズを出して考える時間を設けました。
目的を絞ったことで生徒の反応がよくなったことが感じられました。カウンターパートの先生(CP)も、単語の振り返りを中心に授業をしてくれたので、理解度が高まってよかったです。

最後に女子生徒に「けんこうで しあわせに すごせますように」とひなまつりの願いを込めて手紙を送りました。2~4年生(高校1年生)は辞書で調べたり、1年生は表をみながらローマ字振り仮名をふったり、と一生懸命に理解しようとしてくれました。みんなから「先生ありがとうございます」と素敵な笑顔を向けられ、思いが伝わった! と実感することができました。

まず伝えたいことや授業の目的をしっかりと持つこと。そうすれば、相手も理解しよう、受け取ろうとしてくれる!という気づきを得ました。教えると学ぶは一体だなとも改めて感じました。
この経験を活かして、今後も笑顔と元気で最後までがんばります!

Writer
マレーシア サラワク州
藤田 沙織さん

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