日本語クラブで、南中ソーラン節に挑戦しました。
そして、私の最後の派遣校登校日である送別会で踊りを発表させていただくことになりました。初めに、ソーラン節の簡単な解説をし、掛け声の練習をしました。
練習の場所は、あっつい教室の中、または太陽の真下の広場。立っているだけでも、すぐに汗だくになります。
やる気に溢れて「Sekali lagi」(もう一回)と何度も練習したい生徒もいれば、疲れたと座り込んでしまう生徒もいます。踊りが苦手な生徒もいましたが、励ましながら何度も前日の放課後まで練習をしました。
「どっこいしょ どっこいしょ」「ソーラン ソーラン」と声も出しながらの練習。練習でなくてもその言葉を気に入って叫ぶ生徒や、通りがかりの生徒もみようみまねで踊ったりと、毎回生徒にたくさん笑わされていました。
そして法被の用意ができず、どうしようかと悩んでいたなか、生徒達から鉢巻をつけて、日本とインドネシアの旗を持ちたいと要望があり、生徒自身で作成していたときは、とても驚きました!
お揃いのTシャツに、インドネシアの衣装Sampin(バティックの布で作るスカート)、鉢巻、旗を身に着け、本番前には、みんなで円陣を組みました。
当日は生徒だけで踊るので、とても心配でしたが、みんな無事に踊りきり、生徒からの「未来へ」の歌のサプライズもあり、大号泣でした。
私自身は、記念にとインドネシアの伝統舞踊のクラブの生徒と一緒に「jaipong」(スンダ族の舞踊)を踊りました。実際に体験して、インドネシアの踊りは腰の動きや、しなやかな手先など私にとって難しく、足腰を使う日本の踊りは、生徒にとって少し難しかったな……と思いました。
今回だけでなく、活動を通してインドネシアと日本の言葉・スポーツ・踊り・食文化などの双方向の文化交流ができ、忘れられない貴重な経験となりました。