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日本との手紙交流

クチン派遣の藤田です。
日本語パートナーズに選ばれた時から、やりたかった活動の一つが「日本の学校との文通」です。

今の時代は、SNSやメールで簡単にメッセージのやり取りができますが、思いを込めた手紙が届くまでの待ち遠しさは、なんともいえないものだと思います。それに加えて、学習している言語を使って、遠い国の知らない人と交流できる機会は、生徒にとっていい経験になるのではないかと考えました。

私の経験ですが、長期間旅をしているときに、各国から、友人と家族に必ずポストカードを送るようにしていました。大人になって手紙を書く機会は減っていたので、何を書こうかなと思案し、日本を思い返しながら書きました。いつ届くかわからないわくわく感は、メッセージや電話での近況報告とは明らかに違った感覚でした。


旅先から送ったポストカードを友人が飾ってくれています

実際、日本語クラブで手紙を書いた時に、生徒たちの意欲が予想以上で、とても驚かされました。辞書を使ったり、自分の写真やマレーシアのお土産・イラストを用意したりと、楽しみにしている様子が伝わってきました。


辞書を使って言葉を調べています

真剣に書いています

見本を参考に書いています

2時間のクラブも最後まで集中して手紙を書き、時間が足りないくらいでした。その姿を見て、とても嬉しかったですし、私自身も返事がくるのがとても楽しみです!

イラスト・マレーシアのコイン・自分の写真などをそれぞれ用意していました


日本語選択以外の生徒も頑張って書きました

さすが4年生(高校1年生)! 習った単語をたくさん使っています

日本の学校側でも、社会科の「世界の人々と生きる」という単元や学活の時間で、私が抹茶・おにぎり・浴衣などの文化紹介を任地でしたときの様子を見せて、海外で日本語・日本文化教育が行われていることを学習しています。これから「マレーシア」に的を絞って理解を深めていく種まき期間に入るそうです。生徒たちの反応はとてもよく、教員の「どうして日本の文化を体験したりするのかな?」の問いにも「日本のことを知りたいから!」と肯定的で好意的な回答をしているということでした。

日本の生徒たちには、こちらから手紙が届くことは秘密にして、驚かせるということです!日本の生徒たちの反応も楽しみです。

返事が届くのがたのしみです!

Writer
マレーシア サラワク州
藤田 沙織さん

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