日本語クラブで日本の学校生活について紹介し、最後に学生服を着るという活動を行いました。日本の学校は何時から始まるのか、学生はどうやって通学するのか、またどんなことを勉強するのかなどをクイズ形式で学びました。
日本とタイの学校の違いにも着目しました。例えば、日本の学校では、昼ご飯は弁当やパンなどを教室で食べるのが一般的ですが、タイの学校の多くは食堂があり、生徒はそこでご飯を食べます。また、日本では授業と授業の間に10分程度の休みがありますが、タイではありません。生徒は授業が終わると、そのまま次の授業の教室へ移動します。
M5(高校2年生)とM4(高校1年生)の日本語クラブの様子
生徒が一番楽しそうだったのは、やはり日本の制服を着る時間でした。友達と何枚も写真を撮り合っていました。男子生徒は学ランを着たのですが、なぜかわざと前をはだけて着たり、悪ぶった態度でカメラにポーズしたりする生徒が続出しました。いわゆる映画やアニメに出てくるヤンキーを真似たのでしょう、しまいには紙を丸めて作ったタバコを口にくわえたり、どこで覚えたのか「お前ら~」などと言ったりしている生徒もいました。
私自身は、タイで日本の生徒がそのようなイメージを持たれていると思わなかったので少し驚きましたが、これも日本の文化の一部なのかもしれません。今の時代はテレビやインターネットなどで情報が氾濫しています。生徒も色々なところで情報を吸収しているのでしょう。
タイでの日本語パートナーズとしての活動はまだ始まったばかりですが、できる限りありのままの日本の姿を伝えていきたいと思います。