タイ料理は一般的に辛いイメージを持たれていると思います。実際にタイで口にするものは、日本のタイ料理店の日本人向けに味付けされたものと違い、辛いと感じるものが多いです。一方で、お菓子やアイスクリームなど甘いものの充実ぶりは目を見張るものがあります。辛い料理を食べた後の反動なのでしょうか、現地の人の多くは食後に甘いものを食べています。
学校の食堂でも様々な種類のお菓子や果物、アイスクリームを売っています。どれも5~15バーツほどで買うことができます。私はパイナップルをよく買うのですが、茶色の砂糖が付いてくるときがあります。そのままで十分甘くておいしいのでお断りしていますが、砂糖を付けて食べる人もいるようです。
街中にはカフェがたくさんあります。コーヒーや紅茶だけでなく、アイスクリームやケーキを注文できる店もあります。ケーキは生クリームが気前良くついていたり、甘いソースがたっぷりかかっていたりします。
タイに来る前は、タイの食べ物は辛いものばかりだと思い覚悟していました。実際は辛くない食べ物も多くありますし、辛いものが苦手なタイ人もいるようです。なにより、甘いものが好きな人の多さには驚きました。もちろん、日本人の私には強烈に辛く感じる料理もあります。辛さと甘さの両極が共存するところに、タイの文化の一端を見た気がしました。
食後のデザートを頬張るタイ人の先生方