あるクラスの授業にて。
教科書の「天気がよくて、暑かったです」
この文章が腑に落ちない生徒。
その理由を聞くと、「暑い日は、いい天気じゃない」とのこと。
一瞬考え、その意味に気づきました。
私もタイに到着してからずっと感じていました。
晴れた日は体感温度40℃の予報が出るなど、倒れそうなほど暑いタイの天気。
そうです。この地でのいい天気とは……
涼しい日。なのです(笑)
日本では空模様に対してですが、タイでは“過ごしやすさ”が良しあしの基準なのだと知りました。
文化や地域によって同じ天気でも、感じ方が異なることを思わぬ所で知り、“目に見えない”文化を肌で感じることができ嬉しかったです。
冬が明け、桜の咲く、春の暖かな日を、いつか日本で感じてほしいと思います。
"いい天気"だから。
写真はブリラム県にあるムアンタム遺跡にて。
約1000年前のカンボジア領(クメール王朝期)だった頃の遺跡。
アンコールワットのような雰囲気はその影響です。
この日もぐったりするような暑さでした。
暑さに負けずに今後も日本を伝えていきたいです。