2018年6月29日、台湾2期10名は10ヶ月の任期を終えて全員元気に帰国しました。
5月初旬、帰国までの授業日程調整を行い、いよいよラストスパートの雰囲気になってきました。
そんな中、クラス毎に生徒達のお別れ会の準備が進められていることを知りました。
その初日、会場では正面のボードに沢山のイラストと共に私の名前、そして “さようなら” が大きく描かれ、多くの生徒と先生が待っていました。
楽しく過ごした授業の様子や生徒達とのスナップ写真を集めた写真集、寄せ書きを送られ、大変感激しました。
校長先生を始め、先生、職員の皆さんに送別会を催して頂きました。
校長先生から 「今日は酔っても大丈夫」 と言われ、円卓を囲んで大いに盛り上がった夜になりました。
昨年12月にはサプライズの誕生日会がありました。
カウンターパートの先生には公私共に大変お世話になりました。
台湾の “おやつ” を持参され、授業の合間に 「一緒に食べましょ」 と言って共に楽しみました。
いつも優しく心温まる声を掛けられ、家族のように気遣って頂きました。
ある先生は旧正月休み、夏休みの期間中に海外に勉強に行かれました。
私を知って触発されたとのことでした。
高校教師の経験もなく、言葉も不自由な私をこんなにも温かく受け入れて頂き、親切に接して頂いた生徒、先生、職員の皆さんには感謝の言葉しかありません。
半世紀に亘る日本統治時代に建てられた日本式建築物の多くが修復され大切に保存されています。そうした場所を訪ねる度にその当時に思いを巡らせ、心優しい台湾の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
台湾の皆さんの超親日的な熱い想いを多くの人に伝えることの重要性、その想いを裏切らないよう一生懸命努力しなければならないことを強く感じさせた10ヶ月間でした。
感動に溢れた素晴らしい機会を頂いた台湾の皆さん、国際交流基金、そして日本台湾交流協会の皆さんに深く御礼申し上げます。