早くも帰国を意識する時期になってきました。
ここで、一番お世話になっているカウンターパート(CP)のユリ先生を紹介したいと思います。
先生はとても優しく、またとても涙もろく、しかしギャップがあります。
思い返せば初めて会った時から、第一印象は穏やかで優しく、任地へ向かう途中も私が不安ではないか何度も聞いてくれたりしました。
いつも気にかけてくれ、「何かあったら何でも言ってください」と言ってくれる先生には感謝してもしきれません。
そんな優しいユリ先生を、泣かせてしまったことがあります。
ある日のこと、先生が私に今の生活は大丈夫か尋ねてきました。「私はこの学校が既に好きだし、ユリ先生が居るので大丈夫です。」と答えると、安堵からの涙。先生は私が新しい土地で心細いのではないかとずっと心配していたそうです。また、私が体調を崩したときに近くに住む日本語パートナーズがお見舞いに来てくれたのですが、その様子を見ても涙……。本当に優しいのです。
これは誰に対しても同様です。生徒から「あの先生は怖いけど、ユリ先生は優しい。」と着任早々こっそり教えてもらったことも。
おっとりとしたように見える先生ですが、意外な一面も持っています。
先生はネットボールが大好きで、生徒の試合を見に行った時にはコートに入るのではないかという勢いで応援。別人かと思いました。
スピードも好きなようで、F1と車(昔はバイクも)の運転が好きです。日本へ留学をしていた頃はドラマ「燃えろアタック」の曲を聴きながら自転車で疾走していたとのこと。
また、ユリ先生の人柄が表れているものに「挨拶」があります。
毎日必ず「明日も宜しくお願いします。」と言って別れます。「ありがとうございました。明日も宜しくお願いします。」これが私たちの一日の終わりの挨拶です。
この挨拶が最後になる日が近づいていると寂しくてなりません。最終日は二人で号泣確実です。