私の派遣されている学校では、大阪にある学校とMOUという協定を結んでいます。毎年日本の高校が夏休みになるこの時期にボランティアツアーとして日本の高校生がタイに来ます。4日間の活動の中でも印象に残っているのが、村の小学校との交流でした。村の小学校は市内から50分くらいのところにあり、田んぼと森に囲まれたところです。村をあげて私たちを歓迎してくれました。
午前中は3つのグループに分かれて、村の集落内での文化体験がありました。蚕から糸を作るところ、昔ながらのタイのお菓子を作るところ、バナナの葉で鳥や魚の人形を作るところがありました。
みんなでタイ料理をお昼に食べた後は、日本の高校生側の企画で日本についてのクイズとしっぽ取りをしました。村の小学生は日本のアニメや有名なクイズでとても楽しそうでした。その後、先生も何人か混ざってしっぽ取りをしました。広いグラウンドを思いっきり走ってみんな疲れていたけどいい笑顔でした。
村の小学校訪問は4日間のうち、3日目でしたがタイの生徒も日本の生徒も恥ずかしがって一緒にいませんでした。ですが、村の人たちとの活動を教えたり、一緒にご飯を食べたりしてこの日だけでも仲良くなれたようでした。その様子を先生側としてみることができて、とても温かい気持ちになりました。また、私自身も普段は市内にいて、なかなか昔ながらの村文化を知る機会がありません。日本の高校生たちと一緒に私もタイでのたくさんの初めてを経験した思い出の日になりました。