マレーシア最北の州、プルリス州派遣の竹内です。
前回はプルリス州で有名なマンゴーについて紹介させて頂きましたが、今回はムスリムの方が頭に被っている布「tudung」について紹介させて頂きたいと思います。
ムスリムの女性の方々がtudungを被っている理由について様々な解釈の仕方があるとは思いますが、私の派遣先の学校の先生は、「周りの異性の目から自分を守るために着るようアッラーから教えをいただいているから」と教えてくれました。tudungは髪の毛を隠す役割で、異性や家族以外に髪の毛を見られることは恥ずかしいことと考える人もいるようです。
Tudungのデザインや種類、布の素材・厚さは様々で、長さも様々です。なので、それぞれのtudungの長さを覚えておかないと着るときに少し不便です。まるで浴衣の帯のようですね!
Tudungを実際に被ってみると少し頭に圧迫感があり、蒸れます。ですが、体育祭の日に1500メートルを走っても、髪の毛が逆立つ程の強風のボートに乗ってもtudungが着崩れているのを私はまだ見たことがありません。
そんな長時間強度のあるtudungですが、なんと5個のピンのみで留められています。
ピンをつけるタイミングとしては
(1)布の先端が肩より少し下にくるようにtudungを被ったあと、顎の下にピン(2)頭上を通って巻いた後に頭の両サイドにピン(4)最後に前後のtudungのバランスを整えてから両肩にピン
以上です。これだけで台風並みの風にも耐えることが出来るのはすごいですね!!
Tudungは様々な巻き方があり、調べるといろいろな巻き方が紹介されているので、ぜひ調べてみてください。派遣校に派遣されてからほぼ毎日tudungを被って学校へ行っていますが、未だにtudungの被り方について発見があり、とてもたのしいです。
生徒や先生との会話のきっかけにもなります。
もし、興味がある方はぜひ挑戦してみてください。きっとtudungの奥深い魅力にはまるはずです。