こんにちは。初めまして。日本語パートナーズフィリピン5期の門脇美紅です。私は、マニラの隣のケソンシティのカルロス・L・アルバート・ハイスクールと、その隣のマンダルーヨンシティのシティ・オブ・マンダルーヨン・サイエンス・ハイスクールの2校に派遣されています。
フィリピンと言えば、南国のとても暑いイメージですが、現在気温29℃と日本より涼しい、快適な夏を過ごしております。正直とても驚いています。日本は今年猛暑続きでしたね。
ですが、フィリピンには雨季があり、雨が多く降ります。最近日本に大きな被害を与えた台風も、フィリピンにはよく来ます。その影響で学校がよく休みになり、初の学校訪問は派遣から5日経っての事でした。
そうして始まった初登校の日も、天候のおかげで上下秋用のスーツで乗り切る事ができました。奇跡ですね。
そしてその日は、カウンターパートの先生と生徒一人が家まで迎えに来てくれて、一緒に交通機関の乗り方を練習しながら登校し、学校に着くと歓迎会を開いてくれました。手厚い歓迎にフィリピン生活の不安や、聞いていた悪いイメージは打ち砕かれ、生徒や先生の温かさの輪の中にいました。ハート型の手紙や、歌やダンスがとっても嬉しかったです。 その中でも一番心に響いたのが、当時日本で大流行した「君の名は。」の「スパークル」という曲を生徒たちが日本語で歌ってくれた事でした。
曲の歌詞から、生徒たちに私がここフィリピンに来た意味を、派遣された意味を教えられたような気がしました。私がここに来たのは運命なのかもしれないと涙が止まりませんでした。私自身感受性がとても高いのを承知していますが、恥ずかしながらボロ泣きしてしまいました……。
初対面でここまで上手な日本語が聞けて、私のために準備してくれて本当に感謝しています。これから始まるフィリピンの8カ月が実りのある素晴らしいものになるだろうと確信した日でした。これからの日々が楽しみです。