大家好(皆さん、こんにちは)! 台湾3期の山本です。
観光地として人気の台湾であり、訪れた事のある人も多いと思います。でも、暮らしてみて初めて見える「世界」があります。また、日本で災害があった際、いつも助けてくれる台湾。ここで台湾人の温かさについても、お伝えできたらと思います。
さて、9月入学の台湾では、入学してすぐに大きなイベントが2つあります。それは……
「中秋節」と「教師節」です。
中秋節は仲秋の十五夜に月見をする習慣が由来で、台湾では祝日に制定されており、重要な民俗行事となっています。旧来は月餅や文旦(ブンタン)を食べる風習でしたが、1980年代からBBQをする習慣が始まり、今では新たな文化として定着しました。
学校の日本語学科では新入生を歓迎するイベントとして、祝日前の金曜日にBBQパーティーを行いました。
このイベントの良い所は生徒達主体で運営されていることです。
生徒達の自主性を大事にしつつ、新入生と先輩達が一緒に食べて、飲んで、親睦を深めます。出し物や歌もあり、ダンスあり、コスプレありで、みんなで楽しむにピッタリな企画でした。
もう一つは教師節です。
9月28日の孔子の誕生日にちなみ、日頃指導いただいた先生に対して生徒達が感謝する日です。
この日に授業で教室に行ったら、ドアを開けた瞬間サプライズが待ち受けていました。
「教師節快樂(教師節、おめでとう)」と、生徒達からの掛け声と共に、黒板に私の絵が大きく書いてありました。
着任してまだ2週間ですが、生徒達からの思わぬ祝福に「ここに来て良かった」と心の底から思いました。
青空の下、心を弾ませて、輝きを放つ生徒達。私も台湾の暑さに負けない熱量を持って、彼らと向き合いたい。そう決心した9月でした。
* 原住民(原住民族)と呼ばれる民族