はじめまして! 東ジャワ州に派遣されている平井紗優理です。私は、パスルアン県にあるバンギルという町に住んでいます。小さな田舎町で、外国人は全く見ず、住民の99%がイスラム教徒と言われています。1日に5回行うお祈りの時間が近づくと、至る所にあるモスクから流れるアザーン(お祈りの呼びかけの歌)の音が町中に響きます。
さて、私の派遣先であるバンギル第一国立高校では、毎週木曜日に日本語クラブが行われています。そこで折り紙やゲーム、料理など幅広く様々な日本文化を紹介しています。私はこの高校に4人目の日本語パートナーズとして派遣されて来たので、誰も行ったことがないものに挑戦しなくてはと思い、「日本の洋食文化」を紹介することにしました。
そして、一週前にたこ焼き作りで使ったたこ焼き器をもう一度使って「オムライス」を作りました。
生徒たちはオムライスがどのようなものかを知ってはいたものの食べたことがなかったので、ワクワクしながらクッキングスタートです!
以前キャラ弁について紹介したので「可愛さと味」を重要視して、各チーム一番上手にできたオムライスにデコレーションをして提出してもらいました。
私と日本語の先生たちで試食をして「全体の見栄えはどうか、オムライスの丸さはどうか、トッピングと味の相性はどうか」等吟味して選びました。
翌週のクラブで結果発表です。1位になったグループには日本のお菓子とシールをプレゼントしました。
写真左上のグループが優勝しました。決め手は、たこ焼き作りの時に使った青のりの風味と生徒が持って来ていたバクソ(肉団子)がオムライスに見事マッチしていたところです! おめでとう!
日本の料理というと寿司やおにぎり、たこ焼きなど和食の印象が強いですが、今回「日本の洋食」がどのようなものかを知ってもらえて良かったです。
毎日暑いですが緑豊かで、美味しい料理がたくさんあるバンギルでの生活を引き続き楽しみたいと思います!