はじめまして。台東女子高校に派遣されている今村です。台東に来てから1か月が経ちました。初めての台湾生活、中国語もままならず、まだまだ手探り状態です。それでもゴミの捨て方や朝ごはんの買い方もわからなかった最初の1 週間に比べると大分慣れてきました。生徒や先生の笑顔とやさしさに日々支えられています。
ところでみなさんは台東という場所をご存知でしょうか。恐らく台湾3期の派遣先で最も知られていない場所だと思うので、今回は台東について紹介します。
台東県は台湾の南東部に位置し、台東の玄関口・台東駅へは台北駅から特急列車で3時間半~4時間。駅に着いた瞬間から台北とは別世界。南国感あふれる景色が広がります。
台東駅の建物と近辺。高い木が南国感を演出します。
私が普段生活しているのは台東市です。バスが発達しておらず、日々の移動手段は自転車です。自宅も学校もスーパーも繁華街も自転車で移動できるコンパクトな街です。朝と夕方のラッシュ時間を除けば道路の交通量も少なめ。たくさんのバイクと車が行き交う台湾のイメージが覆されます。
街の中心・旧台東駅の近くの鉄花村という場所はこじゃれた場所で、かわいいお店が並び、音楽の演奏が聴けます。
そして海浜公園まで行けば、目の前に広がるのは太平洋。
さらに車で郊外まで足を延ばせば、一面に広がる美しい海、豊かな自然がすぐそこに溢れています。まさか台湾でこんなに自然に触れ合えるとは想像していませんでした。
三仙台にて。海と水平線が本当にきれいでした。
台東を表現する言葉として「好山,好水,好無聊(山も水もきれいだが、つまらない)」という言葉あります。最先端や変化、刺激を求めるには不向きかもしれませんが、ここ台東ではゆったりとした心地よい空気が流れています。だからか、ここには心にゆとりを持った優しい人が多いのかもしれません。まだまだ知り合ったばかりですが、居心地の良い台東と台東の人々と深くお付き合いしたい気持ちでいっぱいです。