こんにちは、カンチャナブリー派遣の石井です。今回は私の派遣先ではなく、チョンブリー県で開催されたPrincess Chulabhorn's College(以下PCC)の高専留学の活動について紹介します。
まずPCCについてですが、こちらはタイ全土に12校ある国立中高一貫サイエンススクールで、日本で言えば中学・高校にあたる学年が勉強する学校です。一方高専は高校・短大にあたる学年が5年間の一貫教育を行う日本の理系教育機関ですから、PCCと高専は対象学年こそ異なるものの、親和性の高い教育機関と言えるでしょう。実は私も高専の卒業生であり、今回のイベントにお声掛け頂きました。
ところで、従来高専へ留学する生徒は母国の高校を卒業し、高専3年生として留学するのですが、PCCの場合は中学校を卒業し、高専1年生として留学するのです。国家事業の一つであり、期待をされている生徒の皆さんですが、その心境は期待と不安が入り混じったものでしょう。
今回はそんな不安を少しでも取り除きたいという思いで活動に参加しました。
私の高専生活や留学生の話をさせてもらい、生徒の皆さんも数多く質問をしてくれました。また今回、 私の母校の留学生に連絡をとり、在学中困ったことの話も聞くことができました。
思えば私が東南アジアへ興味を持ったのも、高専在学中に東南アジア出身の留学生の皆さんが非常に日本人の学生からリスペクトされていたためです。東南アジアの教育現場を知りたい、そんな想いを持ち続けて応募した日本語パートナーズ。今回のイベントでは10代の私と今の私が繋がった様な感覚を覚えました。
日本への留学は辛いこともあるかもしれませんが、是非色々な先生方や学生と交流し、様々な専門領域に触れられることを願っています。そして何より日本での生活を楽しんで欲しいと思います。
タイと日本が繋がっていく貴重な瞬間に関わらせて頂きました。皆様ありがとうございました。