サワッディーカ!(こんにちは)。私の住むグラヌァンも雨季が明け、乾季に入りました。常夏のタイでも、朝晩ぐっと涼しくなり、市場には柿や葡萄など“秋の味覚”がならんでいます。
さて、私の派遣されている学校の校長先生が新しく着任しました。どんな様子だったと思いますか……? 今回は、校長先生が着任した日の様子をご紹介します。
まず、私の派遣校がある町のグラヌァンに到着後すぐに、グラヌァンの町を守る神社にお参りをします。
タイには、県や市町村ごとにその地域を守る神社やお寺が存在します。通りや建物にも、小さな祠(サーン・プラ・プーム)があります。「ピー」と呼ばれる精霊の住処だそうで、ジュースやお花お線香をお供えし、そこに災いが降りかからないように、お祈りをします。
そのころ学校では校長先生の到着を、みんな首を長~くして待っています。まだかな、まだかな?
タイの学校には必ずこのような仏像と祠があります。試験やコンテストの前もみんなでお参りにいきます。タイ人の生活には仏教と「ピー」に対する信仰が密接に関わっているんですね。
校長先生をお見送りに前任校の先生方もたくさんいらしていました。校長先生を先頭にたくさんのお見送りの先生方が続きます。学校の敷地奥にあるホールまでパレードします。生徒たちも大喜びで新しい校長先生をお出迎えします。