はじめまして。花蓮高校に派遣されている前田愛理です。早いもので、派遣開始から2ヶ月が経ちました。
「花蓮」という地名、とても美しいですよね。
台湾の東部に位置する花蓮は台湾で最も面積が広い県です。中央山脈と海岸山脈に囲まれ、南国らしい背の高い木がたくさん並んでいます。学校の目の前には太平洋が広がり、空気はとても澄み渡っていて、晴れた日はとても気持ちが良いです。生徒たちはそんな素晴らしい環境の中でのびのびと学んでいます。
花蓮高校は全校生徒約1300名、普通科は1学年10~11クラスで全員男子生徒、音楽科と体育科は1学年1クラスずつで女子生徒もいます。校則はあまり厳しくなく、とても自由な校風の学校です。
台湾の高校生はシャイな子が多い……と聞いていましたが、予想を裏切られました! 最初の1週間、英語や家庭科のクラスに入って自己紹介をさせてもらったのですが、生徒たちの勢いにびっくり。どんどん質問が出て、日本に興味を持っている生徒がこんなにいるんだ、と本当にうれしく思いました。廊下を歩いていると教室の窓から「えり先生~!」と大きな声で呼ばれることも。元気な生徒たちに囲まれて毎日を過ごすことができて、とても幸せです。
また、「阿美(アミ)族出身です!」「僕は賽德克(セデック)族!」と私に教えてくれる生徒がたくさんいるように、様々な民族出身の生徒数が多いことも、花蓮高校の特徴です。
花蓮は観光地として有名な場所ですが、暮らすことで見えてくる花蓮という土地の魅力や人の魅力を探りつつ、日本語パートナーズとしての活動を楽しみたいと思います。