皆さんはじめまして!
日本語パートナーズベトナム5期として中部の古都・フエに派遣されている近藤彩映です。
海外に長期滞在するのは初めてですが、周囲の手厚い助けもありあっという間に2か月半が経ちました。フエは緑とカフェがたくさんあり、時間がゆっくりと流れる穏やかな街です。
先日、11年生(日本の高校2年生)で担当しているクラスが、高校のサッカー大会で決勝に進出したので応援に行きました。サッカーの試合を生で見るのは初めてです。
試合が始まると、教室にいるときとは全く違う顔をしてプレイする選手たち! 走るの早い! ドリブルがすごい! と驚きの連続でした。
決勝だけあって試合のレベルも高く、互いにシュートをうちあいながらも中々点が入りません。0-0のまま前半が終わりました。戻ってきた選手たちの汗を見れば、どれだけ真剣にプレイしているかよくわかります。応援している生徒たちも次々に選手たちに声を掛けます。
しかし、後半が始まってすぐに悲劇が……
相手チームのシュートが決まり0-1になってしまいました。
その後、何度もチャンスが来ますが、相手チームのキーパーに止められてしまい……そのまま試合終了。
悔し涙を流しながらも優勝クラスの選手とお互いをたたえあう姿や、落ち込んでいる選手を他の生徒たちが励ます姿を見て、思わず泣きそうになりました。
この日の試合で、どんな国でも学生時代は青春で、その1ページに参加できるのは日本語パートナーズの特権だと改めて感じました。これからも教室で日本語を教えるだけでなく、生徒たちの学生時代の思い出に残るような交流をたくさんしたいと思います。