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藍染めで校舎が染まった日

Selamat siang!こんにちは!

やっとペースが掴めてきた頃に日本語パートナーズ(NP)の活動も折り返し地点です。
今学期最後の文化紹介として、派遣前から温めてきた企画、藍染めを行いました!
インドネシアはバティック(ろうけつ染め)が有名です。
最初のプレゼンテーションではイメージをつけやすくするために、インドネシアのバティックと日本の藍染めの比較をしました。

染料の写真
染料は日本から持参しました。塩の量で色の濃さが変わってきます。

布の種類は綿、ハンカチサイズで挑戦です(余っていた布を家から引っ張り出してきてくれたカウンターパート(CP)のエンダー先生に感謝)!

染め方は本当にたくさんありますが、今回は高校生に教えるということ、限られた授業時間内に収めるということ、そしてクラスの人数分の材料を無理なく用意できるということを考慮して、比較的簡単な3種類の染め方を取り入れることにしました。

レクチャーしたのは、(1)布を織って染める「折り絞り」、(2)割り箸を使って染める「棒絞り」、(3)輪ゴムでつまんで染める「輪っか絞り」の3種類です。

折り絞りに挑戦する生徒たちの写真
こちら折り絞り班。三角と四角の2種類を教えています。

生徒のみんなには好きな柄や興味がある絞り方を選んでもらい、その後グループに分かれて作業をしました。私1人ではとても手が回らないので、3人のNPがお手伝いに来てくれました(本当にありがとう!)。

棒絞りに挑戦する生徒たちの写真
こちら棒絞り班。布を割り箸に巻いて、両端から手繰り寄せて染める方法です。
輪っか絞りに挑戦する生徒たちの写真
こちら輪っか絞り班。輪ゴムを使って、たこの吸盤のように絞っていきます。
藍染をする生徒たちの写真
絞り終わった班から染料の中に入れていきます。いよいよです!

実はインドネシアと言わず、日本でも染物をしたことがありません(汗)。ちゃんと染まるのか、布一面が青だったらまずいなとか、内心不安でいっぱいでした。

藍染の写真
このまま20分ほど待ちます。どうなるかなあ~
	1割り箸で混ぜている私の写真
ちゃんと染まるか不安になり、ひたすら割り箸で混ぜている私(苦)。

洗って広げると綺麗な模様が……!溢れる生徒たちの笑顔も飛び込んで来て、ホッとしました。

藍染を持つ生徒たちの写真1
折り絞り(一番左)と輪っか絞り(他)のみんな

みんなそれぞれ柄も色の加減も違って、男子も女子もみんなが喜んでくれました。

藍染を持つ生徒たちの写真2
輪っか絞り(一番左)と棒絞り(他)のみんな

材料の準備や買い出し、道具の手配、そして打ち合わせまで1から付き合ってくれたCPのアセップ先生には頭が上がりません。一緒にパサール(市場)に行ったり、お湯を沸かしたり(笑)また1つ楽しい思い出ができました。

藍染を竿に干す生徒たちの写真
最後に予め用意していた竿に干していきます。
クラスで集合写真
藍染めと一緒に、クラスで集合写真!
藍染にサインを求められる日本語パートナーズの写真
出来上がった藍染にサインを求められるNP(笑)。

後半も、ものづくりを通して生徒たちとの思い出を増やしていければと思います。

Writer
インドネシア 西ジャワ州
藤田 渚さん

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