こんにちは。日本語パートナーズ(NP)生活も残りわずかとなってきました。思い出を振り返ろうと思います。私が派遣されているスリン県はタイ3大祭りの1つとして有名なゾウ祭りが毎年11月にあります。何百頭ものゾウが集まって、市内でいろんなイベントをします。特に専用のスタジアムで行うゾウのショーは圧巻です。
祭りに私の学校は先生や生徒総出で参加します。ゾウのショーの前の5日間はスリン市内でいろんなイベントがあります。主に私の学校の生徒が大きく関わったのは、ゾウの食べ物の山車コンテストとゾウのショーです。
ゾウの山車コンテストは、スリン市内の各学校がフルーツや野菜やバナナの葉を使って1つの山車を作るというものです。準備は2日間かけて行われました。何百個もの果物や野菜にナイフで模様のようなものを刻んでいきます。タイの生徒も先生も驚いたことにみんな器用にナイフを使います。私も挑戦しましたがなかなかうまくいかず、生徒に手伝ってもらいました。
山車の審査の際には、山車の隣で第2外国語でゾウ祭りの紹介をします。日本語クラスの生徒も浴衣を着て紹介をします。また、スリン県の伝統的な「ルームアンレー」というダンスも披露します。
そして、ゾウのショーでは古い時代のゾウを使った戦いの場面を見せます。男子生徒が戦士の役になります。日本でいう「殺陣」のように剣さばきを見せます。練習期間は数日しかありませんでしたが、実際に見るとよくできていました。また、男の先生も何人かゾウに乗って戦士の役でショーに参加します。ショーだけでも見に来る価値があります。