サワディーカ(こんにちは)!
突然ですが、納豆はお好きですか?
独特の粘り、そして、芳醇たる香りをもつ日本の誇るべき大豆の加工品。
米の上にそっとのせて口元へ運ぶのが好きな人もいれば、ご飯とよく混ぜてから茶碗に口を寄せ、勢いよくかきこむのが一番だという人もいる。
朝、食卓にのっていると一日を幸せな気持ちで過ごせる、そんな魔法の豆、NATTO。
今回は、そんな納豆をタイの生徒に紹介してみました。
日曜日の昼、勇気ある猛者5人(と、納豆は苦手だけど来てくれた優しいカウンターパートCP)が私のアパートの前に集まりました。
1人目が口へ運びました。
「……うすい。そして……苦い?」
そんな感想を口切りに、次々に生徒が納豆を口へと運びます。
「普通」「美味しい」「ダメ」等、感想は分かれましたが、「納豆は3度は挑戦しないといけない。」と伝え、苦手だと言った子にも3口挑戦させました。3という数字には、根拠はありません。しかし、「3回食べたら確かに徐々に美味しく感じてきた。」と、感想が好転しました。
その後、生徒たちは納豆と色々な調味料を組み合わせて、「いかに美味しく食べるか」に挑戦していました。タイでは、クイッティアオ(タイの麺類)を食べるときなども食卓の上の4種類の調味料を入れて、各自が自分好みの味を作り上げます。納豆に対しても、同様の姿勢が見られました。ケチャップ、チリペースト、肉じゃが、カレー、その日にあったおかずとも組み合わせながら、挑戦を続けました。
そして、満場一致で納豆のベストパートナーが決まりました。
「ハチミツ」です。
調べてみたら、まさに今、納豆の聖地「水戸」で納豆とハチミツを組み合わせるのが流行しているようです。日本人が、何百年も納豆を食べ続けて、編み出した新しい組み合わせを、タイの生徒たちは納豆との初めてのエンカウンターで探し出してしまいました。 その挑戦の姿勢と柔軟な発想から学ぶことの多い一日となりました。