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日本語パートナーズだからできること

タイ6期として現地へ派遣されて8ヶ月が過ぎました。去年の今頃を思い出すと、その頃は既に日本語パートナーズとして派遣されることが決まっており、不安と期待の中、この「今月の日本語パートナーズ」をよく見ていたことを思い出します。実際の日本語パートナーズの現地の生活の様子や活動の様子を、本当に何度も読みました。今度は私が、実際に現地で行なっている活動を発信したいと思います。

生徒の写真
あけましておめでとうございます!新年最初の文化紹介、手作りの凧をあげて福笑いをしました。

私は授業を行なっていないお昼休みや放課後、生徒とコミュニケーションを取る活動を行なっています。
後期から、ひらがな・カタカナを学習し終え、漢字を学び始めた日本語主専攻の高校1年生と「手紙」の交換を始めました。授業で学んだ日本語や自分で調べた日本語で生徒は私に手紙を通して質問し、私がそれに返事を書くというものです。もちろん文法や文字の添削も行い、時には私が質問をしたりして、「書く・読む」の力をつけながらコミュニケーションが取れるようにしました。

にほんごポストの写真
手紙を書いたら私のデスクにあるこの「ポスト」に入れてくれます。朝登校すると箱がパンパンになっていることも。手紙の内容は私と生徒だけの秘密ですが、日本のことや私についての質問だけでなく、勉強についてなどの相談があることもあります。

そして日本語主専攻の高校2年生とは「会話ノート」を行いました。会話ノートとは、生徒が聞きたい質問をノートに日本語で書いてそれを暗記し、実際に暗記した内容を私に質問します。そして私の答えをまた暗記しノートに書き込むというものです。ノートを抱えた生徒が休み時間や放課後に会いに来てくれたり、校内で会った時に話しかけてくれたりと、「手紙」をさらに発展させ、「書く・話す・聞く」の力をつけながらコミュニケーションが取れるようにしました。

会話ノートを持った生徒の写真
前任の方の時の会話ノートを引き継ぎ行なっているこの活動。2~3人の生徒のグループで会いにきてくれます。もし日本語がわからないときは、他の友達や私とみんなで協力して会話をしています。この活動のおかげで、私も生徒のことを知ることができました。

学校の環境や状況で、実際に活動ができるかどうかや、活動のルールなどは変わると思います。ですが、きっと実現すれば、やってよかった!と思える活動になると思います。私のこの活動がまた、誰かの役に立てば嬉しいです。

Writer
タイ サムットプラカーン
本田 真奈恵さん

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