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運動会と神社と餅つきと

国立潮州高中(高校)は台湾最南端の屏東県潮州鎮にあります。屏東県で屏東市に次いで2番めに大きい潮州。今の日本にはない区分ですが、「鎮」です。

派遣からあっという間に4ヶ月目に入りました。 日本語選択授業で、台湾人の先生の授業をサポートしたり、お昼休みに前任者から引き継いだ「日本語コーナー」という時間で文化紹介を行ったりしていますが、年末年始にイベントを2つ実施しました。

12月22日は学校の運動会。 台湾の多くの学校は冬に運動会を行います。 日本語コーナーは前年作成した鳥居を利用して、「潮州高校神社」を作り神社体験を展示しました。

手作りの小さな神社の写真

「潮州、屏東に関するゆるキャラ」を日本語コーナーの小天使(コーナーに参加する生徒)に描いてもらい、マンゴーと並び、屏東を代表する果物「蓮霧」をモデルにしたキャラクターに「レンブー君」と名付けてお祈りの対象としました。

レンブー君の写真
おみくじの写真1
カラフルな絵が描かれた偽五円の写真2

おみくじの文言、偽五円(ご縁)、折り鶴などをみんなで手作りしました

絵馬の写真
美術の先生の協力もあり、とても立派なものが出来上がりました

小天使たちは1週間前から着付けの練習をして、自分で着られるようになった浴衣を着て展示場を盛り上げました。

浴衣を着た生徒の写真
手作り神社に手を合わせてお祈りしている生徒の写真
何をお祈りしているのかな

1月2日は餅つき大会。
大量のもち米を学校で蒸すことができないため業者に頼んで、数回に分けて届けてもらいました。ちょっと水分が多く、丸めることができませんでした。

おもちに具材をつけている様子の写真
好きな具材をつけて食べます

最初は遠慮がちだった生徒でしたが、1人また1人と餅つきに挑戦したいと次々に手をあげて、「よいしょ!」と教えた掛け声は、いつの間にか「テストめ!」「英語!」「彼女が欲しい!」などに変わって大盛り上がり。

餅つき体験の写真1

反省点はありますが、初めての試みは大成功に終わりました。

餅つき体験の写真2

台湾でお餅は、小豆餡、黒胡麻の餡、砂糖を混ぜたピーナッツの粉などをつけて甘くして食べます。日本風に醤油と海苔、砂糖を混ぜたきな粉も用意しました。「餅に醤油?」と嫌がる先生たちをよそに生徒からは一番人気。 餅つき大会の横には再び神社を展示し、3年生の入試が近いので、絵馬はそのままホールに設置されることになりました。

絵馬の写真1
絵馬の写真2

みんなの願いが叶いますように!

Writer
台湾 屏東
立元 英子さん

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