ミンガラーバー!(こんにちは)ヤンゴン外国語大学に派遣されている井上です。今回はここ最近行った3つの文化紹介を紹介したいと思います。
まずは、年賀状交換です。「郵便で相手に届ける」「相手からも届く」というワクワクを味わってもらうため、高学年の学生は日本の学生と、低学年の学生はマンダレー外国語大学の学生と年賀状を交換してみることにしました。細かいところまで拘って書いていたのはきっと交換する相手が思い浮かんでいたからでしょう。自信たっぷりの年賀状が相手に届いたこと、相手からも同様に年賀状が届いたことから、日本の年賀状の楽しさや良さが伝われば良いな、と思います。
続いて、書き初め大会です。私は長いこと書道を習っていたので、これは是非ともやりたいイベントのひとつでした。昼休みの45分間で筆遣いや書のバランスなどを教えるのは当然難しく、今回は見本を見ながら各自練習してもらい本番用の用紙に臨む、という形になってしまいましたが、それでも筆と墨で字を書くのは初めて、という学生がほとんどで、良い機会になったのではないかと思っています。硬筆よりも、力の込め具合、動かすスピードによって字が大きく変わってくるのを実感してもらえていたら嬉しいです。
最後に紹介するのは、お茶会です。授業でも茶道は取り上げられることが多いのですが、実際にどんなものか経験したことがある学生は一部です。お茶会といってもお茶を点てるところだけを教えたのですが、お茶を点てることもお茶を飲むことも学生たちは初めてでした。お茶を点てながら「腕が痛い」と言ったり、お茶を一口飲んでしかめっ面になったりしていましたが、終わった後には面白かった、と言ってくれました。
何気なく自分が習っていたことがミャンマーで生かされるとは、習っていて良かったな、と思えました。残りの活動期間も頑張ります!