私には、日本語パートナーズとしてフィリピンに派遣されたら必ずしたいと思っていた事がありました。それは、ストリートチルドレンへのボランティア活動です。貧しくて困っている、手助けを必要としている子供達の手助けをしたいと思い、現地へ赴き、派遣校での活動の合間に参加しました。
最初の活動は、シティ・オブ・マンダルーヨン・サイエンス・ハイスクールの先生方と、学校があるマンダルーヨン市にて、ミンダナオ地方から保護されて生活している子供達へのボランティアに参加しました。
先生の話によると、幼い頃に親から虐待等のダメージを受け、心に障害を抱えてしまった子も多いとの事でしたが、プログラムが始まると、みんな本当にいい笑顔で一緒に遊んだり、踊ったりしていました。
フィリピンは性に対してあまり差別がありません。すごくオープンです。日本では性的マイノリティーに対する批判も多く聞きますが、フィリピンでは、「自分は自分、人は人。」と、みんな自由に生きています。
それは障害者達も同じです。フィリピンは障害者の事を「スペシャル」といいます。何人かと対面しましたが、周りの目も温かいものでした。
私は、日本語パートナーズとして日本語授業のアシスタントをするだけでなく、本当にたくさんの人から大切な事を学び、日々吸収しています。それはたぶん、フィリピンだけでなく、他の国で活動している日本語パートナーズもそうだと思います。
2回目は、パンガシナン地方のボリナオと言う貧しい村に住む子供達に、クリスマスのプレゼントを渡すボランティア活動に参加しました。村の近くに泊まり、現地の生活を身近に感じる事ができました。
この経験は、今後、私の人生の恵みとなって、また一歩、この様な活動をしたいと思わせてくれる大きな基盤となりました。