こんにちは。前回の報告に続き、近所の小学生に日本語を教えている様子と成長をお伝えします。
2月に入り、教科書一冊がついに終了しました。現在はひらがなの学習も終え、ノートの板書もローマ字から日本語に変わりました。ちなみに、ひらがな、会話学習ともに教科書は国際交流基金の「こはる」を利用させていただいております。
一回の流れとしては、最初に文字を学習し、そのあとに会話、最後に日本に関する活動などを行います。年明けにはいくつかのお正月の遊びを紹介しました。
ファーイちゃんは、日本語の授業をとても楽しんでくれているようで、「先生の授業が大好きでいつも週末が楽しみ!」と言ってくれました。ファーイちゃんは勉強にとても熱心です。毎回、復習もきちんとしてくれるので、教えたことは次の週にはスラスラと言えるようになっています。教えたことを実際に使って私に質問もしてくれます。
2月からは最後の節目として帰国までにファーイちゃんが日本の歌を歌えるようになったらいいなと思い、「上を向いて歩こう」を歌うことにしました。最初に穴埋めクイズを含んだひらがなの歌詞を見ながら、何度か聴いてもらい、そのあとにメロディーと一緒に歌いました。
次の日にはなんと、ファーイちゃんは歌詞を見ながらとても上手に歌っていました。どうしてこんなに歌えるようになったのか尋ねたところ、その日の夜に何度も歌っていたようです。
半年前にはあいさつしかできませんでしたが、今ではひらがなの読み書き、自己紹介や会話、さらには日本の名曲を歌うことまでもできるようになりました。
短い期間にもかかわらず、日々の努力でこんなに成長するのかと私自身も感心しています。そして、こんなにも日本への関心を抱いてくれてとてもうれしいです。さらなる成長に期待しています。