現在2月半ば、日本が寒さを増している中、タイは最も暑い4月に向けて順調に気温が上がっています。
先日、オープンハウスがありました。これは、来年度中学生になる小学6年生の生徒たちに学校を紹介するイベントです。日本語学科もブースを出し、日本料理(うどん、たこやき、チョコバナナ)を含む日本文化(書道、折り紙、浴衣とはっぴ体験)を紹介しました。
なんと、このオープンハウスに合わせて、昨年度派遣されていたNP(日本語パートナーズ)の吉野さんが遊びに来てくれました!
生徒たちの喜びは文章ではとても表現できません。
しかし、感動に浸ってばかりではいられません。オープンハウスはすぐそこ!
早速一緒に準備に励みました。そして迎えた当日。皆休憩もとらず、必死に文化紹介をしました。疲れはピークだったでしょうが、吉野さんの笑顔もあり、皆の表情は満足感に溢れていました。
翌日の金曜日は、折角来てくれた吉野さんにサプライズを仕掛けようと、生徒皆で会議をしました。1か月遅れの、誕生日サプライズに決めました。開催地は、スワンナプーム市から車で20分ほどのボーパンカンというところ。
2人の生徒と一緒にちょっと観光するだけ……と、思いきや、実は現地には他の生徒が沢山待っていて、ケーキとともに駆け寄っていくというこのサプライズ。途中連絡がつかない子も何人かおり、成功するのか?と最後までハラハラしましたが、無事に驚かせることができました。このために、家からはるばる40キロの距離を1時間バイクで疾走してきたという生徒もおり、タイの生徒のエネルギーと行動力、そして、その優しさに感動してしまいました。
吉野さんの訪問を喜んだのは生徒だけではありません。町を歩いていると沢山の人が「帰ってきたの?」「会いたかったよ」と話しかけてきます。
また会いたいと思う人がいて、再会を喜んでくれる人が沢山いる。
いろいろなものを与えてくれるNP派遣だと改めて感じました。