サワディーカップ(こんにちは)。とうとう「今月の日本語パートナーズ」の投稿も最後となってしまいました。この10カ月間を振り返ると本当に楽しく、充実した毎日でした。
2月末に卒業式がありましたが、今年卒業する6年生の生徒(高校3年生)は、派遣校の日本語科にとって1つの節目になる生徒たちでした。というのも、卒業生(高校3年生)が中学1年生だったころ、派遣校で初めて日本語の授業が始まりました。そこから6年。これまでに私を含め5人の日本人(日本語パートナーズは私を含めて4人)が、派遣校の日本語指導に関わってきました。そして今の6年生たちは、その5人全ての日本人と過ごしてきました。日本語教室の壁には、歴代の日本人の先生の写真が貼ってあります。それを見ていると、日本語科の歴史を感じることができるとともに、自分もその歴史を作ることができたことに嬉しさを感じます。
卒業生の姿は後輩たちにも影響を及ぼしています。今年、2名の生徒がJLPT(日本語能力試験)N5に合格しました。その姿を見ている後輩は、次のJLPTに向けてすでに準備を始めています。そうした卒業生の頑張る姿が後輩の良い見本となり、良い伝統となっていくことでしょう。まだまだ歴史としては短い日本語科ですが、頼りになるカウンターパートの先生、一生懸命な生徒たち、そして今後の日本語パートナーズの力で、今後さらに素晴らしい歴史が作られていくことを願っています。