こんにちは。バリ島東部クルンクン県派遣の大口智実です。初対面のバリ人と話すと、よく「どのくらい住んでるの?」と聞かれましたが、その答えが、「まだ1か月、2か月……」と増えていき、ついに「もう7か月」となるまで、本当にあっという間でした。活動期間が後半になるにつれ、「バリ人に見える」と言われることが増えていった私ですが、今では「来世はバリ人になりたい」と思っているほどです。バリで暮らす日本人ではなく、バリ人として生まれたいです。
バリの学校には、バリ語や文化、バリヒンドゥーの授業があります。生徒たちは毎朝お祈りをして、授業の最初と最後にもお祈りをします。
満月と新月の日には学校のお寺でお祈りをし、毎週木曜日には伝統的な衣装を着て登校します。学校の活動でバリ舞踊をしたり、ガムランを演奏したりします。
学校でガムラン・バリ舞踊の練習をしています
日本語の授業でも、「趣味はなんですか」を勉強するとき、必ず「趣味はダンスです」という生徒がいます。「毎日の生活」を勉強するとき、「朝5時にお祈りをします」という文がでてきます。活動のいたるところで、バリ人の生活とバリ文化・バリヒンドゥーが密接に繋がっていることを感じました。
お祭に向けて、クラスごとにお供え物の準備
日本の伝統文化や宗教を意識することがあまり無く、着物を着たりお寺に行ったりすることが、特別になってしまっている私にとって、それは不思議な感覚でした。伝統文化や宗教が当たり前のように日常にある生活ってどんなものなんだろうと興味がわきました。だから私は、生まれ変わったらバリ人になりたいと思ったのです。
日本のファンを増やしたいと思って、日本語パートナーズの活動を始めました。7か月経ってみたら、バリ人になりたいと思うほど、すっかり私がバリのファンになっていました。今回バリで出会った皆さんにまた会えることを信じて、これからはバリパートナーズとして頑張ります。