先日、教務主任の息子さんの結婚式に招待してもらいました。
結婚式に招待される予定はなかったのでドレスやきれいなワンピースはなく、持っている服の中で一番フォーマルな服を着て行きました。会場は台東でおそらく一番高級なシェラトンホテル。会場に入ると受付があり、そこで記帳し、ご祝儀(紅包(ホンバオ))を渡します。ご祝儀の金額は、新郎新婦が一対になるという意味合いから偶数が好まれます。ただし「4」は死、「8」は別に発音が似ているので避けるそうです。
少し早めに会場に着いたので席について周りを観察。まず気づいたのは、新郎新婦が開始前に会場に現れ、新婦両親とともにリハーサルを行ったこと。当日やるのだと驚きました。そして出席者の服装。若い女性は日本と同じようにドレスを着ている人もいましたが、ズボンにパーカーのような普段着で来ている人もたくさんいました。さらに出席者の年齢層。30歳前後の若い二人の結婚式なのになぜかおじさん、おばさんが多いこと。新郎新婦の両親の知人、同僚が多く出席していました。
そしていよいよ式のスタート。日本では新郎の上司が挨拶をし、その後、乾杯の音頭で食事が始まりますが、台湾ではそのような格式ばった感じはなく、終始自由な雰囲気。壇上では偉い方が挨拶を始めますが、出席者各々は次々と運ばれてくる料理と会話を楽しんでいました。料理はさすが高級ホテル、アワビに烏骨鶏のスープ、豚の角煮……ごちそうでおなかがパンパンになるのは日本も台湾も変わりません。
新郎新婦も終始穏やかな表情で、自分たちの式を楽しんでいました。最初にケーキカットとシャンパンタワーをし、新婦お色直し、各テーブルを回って挨拶をしていました。各テーブルの挨拶はご両親も一緒。そこから推測するに台湾の結婚式はご両親が身の周りの人に子供の結婚と親族が増えたことをお披露目する場なのだろうと思いました。
貴重な場に招待してくれた陳主任、ありがとうございます!