ベトナム生活も、残すところ1か月余り。約9か月間暮らしてみて、現在まで変わらないベトナムの印象の一つに「ベトナムはバイクの国である」というのがあります。
今回は、ベトナムのバイクについて、見たまま、感じたままを、書いてみました。
1.生徒たちも、普通にバイクを利用している!
2.禁じられた乗り物「セーオム」
日本語パートナーズ(NP)に禁じられた乗り物の一つにバイクタクシーがあります。バイクタクシーは、ベトナム語で「セーオム」といいます。「セー」は「車付乗り物」、「オム」は「抱きかかえる」の意で、「セーオム」とは「抱きつきバイク」のことです。ところが、運転手にしっかり抱きついている姿をほとんど見かけません。
3.華麗なる「くノ一」(女忍者)たち
バイクに乗る女性たちは、紫外線から肌を守り、汚染大気から喉を守るため、完全武装し、この姿は「ニンジャ」とも呼ばれています。華麗なる「くノ一」は、ドレスやアオザイを「ニンジャ」衣装で包み、ハイヒールを履き、すらりとした足をチラリと見せながら風の様に疾走します。
カウンターパート(CP)の先生たちも大概「ニンジャ」姿で学校にやってきます。
4.歩行者にやさしくない歩道……バイク駐車場!
私は毎日1万歩を目標にベトナムを歩いています。ハノイの街は歩道がよく整備されていますが、実はこの歩道は結構歩き難い。最大の理由はバイクの歩道内駐車です。また、歩道に張り出したカフェやレストラン等も歩き難い原因です。歩道を直線で歩けず、バイクや人をよけ、ジグザクと歩くので、大変です。
5.バイク6人乗りでも無違反?……ベトナムの家族の絆は固い
バイクの定員は2人ですが、道交法に抜け道があり6人乗りでも違反にならないそうです。
定員2人とは大人2人で、子供は数に入れない。父母2人の間に2人、前後に1人ずつの子供、計6人が楽しそうに乗っている姿を見たことがあります。
「ああ、ベトナムの家族、絆固し!」感動しました。