「みなさんこんにちは!元気ですか?」
この言葉が定着して1ヶ月が経ちました。これは、授業の初めに必ず生徒へ聞いている言葉です。日本語パートナーズとしてウッタラディットダルニー校に派遣されてから、新しく得たものがたくさんあります。
まず、ウッタラディット県に到着した日の夜、大雨と雷に見舞われて停電が起こりました。「ああ、もうなにが起きてもマイペンライ(大丈夫)だ!」という自信がつきました(笑)。
それからというもの、とにかく忙しい日々が続いています。授業の資料作りや日本語キャンプの準備、今は日本語コンテストに向けての練習など、新しいことばかりで毎日ワクワクしています。
一番印象に残っていることは日本語キャンプです。高校1年生がひらがなを習得しました。日本のダンスやだるまさんがころんだ、知恵の輪などのゲームを取り入れたため「勉強じゃないみたいで楽しい」と言っていました。
キャンプの終わり、ある生徒が私のところに来て「1~10の中で、幸せになる数字は何だと思いますか」と聞いて来ました。「7」と答えたら、「違います、5です」と言われました。なんでだろうと思い、手を5の形にすると、その生徒が手を重ねて、繋いできました。周りの生徒も「きゃーーーーーーーーー」と叫んで大盛り上がりです。人と触れ合うことは幸せですね(笑)。
また、私は6月3日に誕生日を迎えました。この日はタイの王妃様の誕生日でもあります。職員室にいると、サプライズでケーキが運ばれて来ました。先生方や生徒に祝ってもらって嬉しかったです。忘れられない誕生日になりました。
私が派遣1ヶ月で得たものは、思いやりや新しい人との出会い、自信、そして、たくさんの笑顔です。こんなに幸せでいいのか、本当に「ラッキーガール」だと思います!
幸せをもらうだけでなく、与えられる様に、笑顔になる活動を行いたいと思います。