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シニアの私にとって、忘れられない体験

私は、マレーシアのサバ州コタキナバルから車で20分程度のところにあるSMK Inanam (イナナム国民中等学校)という学校に派遣されています。自然いっぱいで素朴な田舎の学校です。通学路にある数軒の屋台の人は「Yasu、おはよう」とマレー語で話しかけてきます。「どうして私の名前を知っているの?」と聞くと、その人の子供さんが日本語を専攻しているとのこと。商売上手だなぁと思いながらも、RM1(27円)のナシレマ(ココナッツご飯)を買ってしまいます(笑)。

SMK Inanamでのセレモニー
SMK Inanamでのセレモニー

当初私は、マレーシアの生徒達の笑顔いっぱいでハツラツとした態度に圧倒されましたが、そのうちに同じようにはしゃぎ充実した時間を送ることができ始めていました。CP(カウンターパート)の先生に、本当に感謝するばかりです。

授業風景1
授業風景

さて現地活動に関してですが、シニアの私は他のNP(日本語パートナーズ)の仲間の活発な活動を見て、私も頑張らなくてはと焦ることもありました。でも、学校や町中で気軽に話しかけてくれる生徒や町の人に接しているうちに、私がここに居るだけでも存在価値があるのではないかとも感じ始めています。学校の授業や文化紹介だけでなく、毎日笑顔で元気よく挨拶するだけでも、日本や日本人に親しみを持ってくれるに違いありません。残り3ヶ月となりましたが、悔いを残さないように地道に活動していきたいと思います。

授業風景2
授業風景

定年後、このような貴重な経験をしている今の時間を大切に生きたいと思うと共に、感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございます。

Writer
マレーシア サバ州
花光 康次さん

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