こんにちは。バンコクの東隣に位置するサムットプラカーン県に派遣され、3か月が経ちました。この3か月はあっという間でした。今回は私が見たタイの試験の様子を紹介します。
タイのほとんどの学校で7月に中間試験がありました。私がいるサムットプラカーン学校でも7月8日から12日までが中間試験でした。
試験期間前に書類が渡され、見てみると試験の日程と試験監督の担当の割り振りでした。試験は月・水・金が高校生、火・木に中学生と試験日がわかれています。試験がない日はそれぞれ休みです。試験監督は各教室2名の職員で担当します。
試験初日に学校へ行くと、校門の前にいつもはない売店があり、鉛筆や消しゴムを売っていました。「タイの生徒は普段使っている鉛筆を使わないんだ、太宰府天満宮の合格祈願の鉛筆みたいなもんかな。」と思っていました。
先生が入室の許可を出すまで生徒は教室に入れません。廊下でぎりぎりまでノートや教科書を見ている姿は学生時代を思い出させてくれ懐かしい気分になりました。
試験はまず、スマホの回収から始まります。ホワイトボードの前に全員のスマホを集めます。そして、厳重に密封された試験問題が各教室に届けられ、問題用紙と解答用紙が配られます。生徒たちもドキドキの瞬間です。
いざテストが始まってみると、なんとマークシート方式だったのです。あの鉛筆はここで使うために売っていたのでした。試験監督をしながら「今どきの試験はこれが当たり前なのか?この学校だけ?どうなの?」と、驚きを隠せず一人ソワソワしていました(笑)
マークシートの他に記述式の問題も少しあり、そこでは青のボールペンが活躍します。生徒が試験を受ける際の必須アイテムは、2Bの鉛筆、消しゴム、青のボールペン、そしてボールペンで書いた文字を消すための修正液。忘れたら大変です。
学校では、普段からいろんなテストがあり、テストを実施するために学校内のありとあらゆる場所が試験会場となります。その光景を見るたびに、先生達よく考えたな~と毎回感心しています。タイの試験事情を垣間見ることができた貴重な経験でした。