日本語パートナーズの活動の中でぜひやりたいと思っていたことがタイの生徒と日本の生徒との交流です。それが実現しました。
3月まで勤務していた福岡女子高校の生徒と手紙交換を行いました。「日本の女子高校生に手紙を書こう」とタイの生徒たちに投げかけると大盛り上がりでした。早速、手紙の書き方を教えて手紙を書いてきてもらいました。どの手紙も絵や写真をつけて丁寧な字で書かれており、オリジナルあふれる手紙でした。
福岡女子高校の生徒は去年副担任をしていた生徒たちなのでよく知っています。興味・関心が似ている生徒同士で手紙交換をしたら話がはずむかもと思い、私の方でマッチングして手紙を送りました。
そして、待ちに待った福岡からの手紙が届きました。福岡女子高校の生徒たちの手紙はやさしい日本語で書かれていて、漢字にはルビをつけてくれていました。折り鶴やプリクラを貼り付けたり、イラストを描いたりしてとても心のこもった手紙でした。
生徒たちに手紙を渡すと、みんな真剣な表情で手紙を食い入るように読み始め、笑みを浮かべてとても嬉しそうでした。友だち同士でなんて書いてあるのか日本語を教えあったり、携帯の辞書で言葉の意味を調べたり、一文一文をノートに訳したり、自分あての手紙になんと書いてあるのか知りたいという気持ちがとても伝わってきました。
生徒たちから「先生、連絡がとりたいです」と言われたので返事を書くことにしました。福岡の生徒へ誕生日メッセージを書いたり、似顔絵を描いたり、タイ語で名前を書いてあげたり、それぞれに相手のことを思って書いた手紙でした。
福岡女子高校の生徒たちとの手紙交換を通して、日本語への興味・関心がとても高まっていることを感じました。またタイの生徒たちも福岡の生徒たちもお互いの国や文化について興味をもち、交流がつながっていることをとても嬉しく思っています。
この活動に快く協力してくださったタイの先生方、福岡女子高校の先生方、ありがとうございました。