みなさん、サワディチャーウ!(チェンマイの方言でこんにちは) チェンマイに派遣されている波多野愛です。私は、チェンマイ市内から車で1時間ほど離れた町にある公立の中高一貫校、サンパトーンウィッタヤーコム学校で活動しています。全校生徒は約2,300人もいる大きな学校です。
そんな私たちの学校に日本から中高生が来てくれました。今回は、その時の様子をご紹介したいと思います。 当校は、東京にある大妻中野中学校・高等学校と共にエコプロジェクト活動に取り組んでいます。そのエコプロジェクト活動の一環として当校に7名の日本の中学生と高校生が来てくれました。
毎年、日本語学科の高校2年生が主体となり日本とタイの環境問題について考えたり、タイの文化紹介などを行ったりと様々な活動に取り組みます。活動が始まる前の生徒たちは自分の日本語に自信がないと言いながら、普段はあまり見ることのできない不安そうな表情を浮かべていたので、私も心配していましたが活動が始まると私の心配をよそに積極的にコミュニケーションをとっていました。
初日の活動は「演劇を通じてSDGs(持続可能な開発目標)について考えよう」でした。難しい内容でしたが日本語・タイ語・英語、時には通訳の人の手を借りながら、話し合い、身近な問題に置き換え、自分たちの体を使って上手に表現していました。
2日目は高校3年生の文化紹介の授業に一緒に参加してもらい盆踊りを踊ったり、高校2年生の生徒たちが日本語でタイの文化紹介を行ったりしました。普段あまり日本語を話そうとしない生徒もたくさん練習を重ね、日本語で文化紹介を行うことができました。
3日目はチェンマイ北部の研修センターで紙すきや田植えなどを体験しました。3日目ともなると、3日前に初めて会ったとは思えないほど仲良くなっていました。この活動を通じて、普段見ることができない生徒の姿を見ることができてとても嬉しく感じました。